高級な腕時計はロマンとも呼べるもので、身に着けているだけなのに気分が高揚するものです。ファッションの中でも特に贅沢なものといっても過言ではないかもしれません。世界には最高峰と言われる時計がいくつか存在します。それは職人の英知が詰め込まれた、技術力の結晶です。
今回はそんな世界最高峰の腕時計を15選ご紹介します。見るだけでもテンションが上がってしまうこと間違いなしです。
ショパール「L.U.C オールインワン」(約5360万円)
世界で生産本数10本ずつのL.U.C オールインワンは、ローマ神話のヤヌスという神から着想を得ています。
しかしこの時計の本質は内部構造で、約5360万円という価格は、神の手と呼ばれる最高峰の技術が駆使されているからです。
メートル・デュ・タン「チャプターワン ラウンド トランスペアレンス」(約5800万円)
革新的な商品を作り続けているメートル・デュ・タンの中でも、代表的な作品といえばチャプターワンです。
さまざまな時計師たちのコラボレーションによって独創的な腕時計は、クラシックな装いながら複雑な内部構造を持っています。
クリストフ・クラレ「デュアル・トウ・ナイト・イーグル」(約6400万円)
ガジェット感満載のナイト・イーグルはオリジナルのデュアル・トウを改良した、世界限定68本のモデルです。
ダークな色調をメインとし、内部ではトゥールビヨンなど特殊機構を搭載しています。
ジョージ・ダニエル「コーアクシャル クロノグラフ」(約6650万円)
ミニマムなスタイルが特徴的なコーアクシャル クロノグラフは、ジョージ・ダニエルが作成した時計です。
世界に1本しか存在せず、2012年のオークションでは約6650万円の落札額がつきました。
ユリス ナルダン「ハンニバル ミニッツリピーター トゥールビヨン」(約8200円)
ハンニバル戦争モチーフの装飾を施された時計は、全ての部品が手作業で仕上げられています。
小さなボディの中には精巧かつ複雑で緻密な内部機構を搭載しており、ユリスナルダン最高峰とも言える1本です。
ブルガリ「マグソニック ソヌリ トゥールビヨン」(約8900万円)
高級ジュエリーブランドブルガリが、スイスの高級腕時計メーカージェラルド・ジェンタを買収したことで生まれた名作。
複雑な機能が複数搭載されているため、約8900万円という金額も頷けます。
オーデマ ピゲ「ロイヤルオーク グランド コンプリカシオン」(約1億600万円)
オーデマ ピゲは複雑な機構の組み合わせに関して、パイオニア的存在。同社の中でも最高の一本がこの時計です。
見た目の魅力ももちろんですが、手間のかかる内部機能を搭載し、機能面も抜群。
フランク ミュラー「エテルニタス メガ 4」(約2億5800万円)
マスター・オブ・コンプリケーションと歌われるスイスのメーカーフランク ミュラーが作ったメガ4。
36種の複雑機構と1483個の部品から、1000年カレンダーやその他かつてないほど複数の機能を搭載しています。
パテック フィリップ「5004T」(約4億2700万円)
オークション向けに作られた腕時計であり、世界に1本しかない限定モデルです。
現在では生産中止となってしまった「パテック フィリップ5004」唯一のチタニウムモデルになっています。
ルイ・モネ「メテオリス コレクション」(約5億円)
4つの時計からなるメテオリスコレクションは、使われている隕石によって名前が異なります。例えばトゥールビヨン マーズなら1億8000年前の火星の隕石。
火星の隕石の価格は1グラム約11万円で、金の15倍以上になります。
パテックフィリップ「Ref.1527」(約7億円)
1943年に作られた黄金製の時計で、世界に1本しかないこの時計は、ヴィンテージとしての価値も非常に高いです。
2010年に開催されたオークションでは、約7億円もの値がついたことで知られています。
パテックフィリップ「Ref.5016A」(約9億円)
当時の腕時計史上最高額の9億円という価格で落札された時計。
ゴージャスさはもちろん内部構造も超複雑で、トゥールビヨン、ミニッツリピーター、永久カレンダーなどを搭載しています。
ロレックス「ポール・ニューマン デイトナ」(約20億円)
ポール・ニューマンが妻からプレゼントされた時計は、ファンやコレクターの間で伝説的な一本とされてきました。
落札額は推定1億4,300万円と予想されていましたが、実際は20億円で落札されたことで有名です。
ブレゲ「グランド・コンプリケーション No.1160」(約35億8500万円)
44年の歳月をかけてマリーアントワネットのために作られた、No.160のレプリカとして復刻されたのがNo.1160です。
823個もの部品から構成され、時計職人屈指の技術が詰め込まれています。
グラフ「The Fascination」(約43億円)
グラフはイギリスのロンドンに拠点を構える宝石商のため、時計のデザインにダイヤモンドのファセットを表現するのが得意です。
この時計は世界で最も高価な変形時計とされており、時計というより使われたダイヤの価格要素強くなっています。
まとめ
世界最高峰の腕時計には、優れた職人たちの技術が盛り込まれていました。きっと見ているだけで気分も高まったのではないでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました!