ゆうちょ銀行ローン|メリットと申込方法

「身近にあるゆうちょ銀行でお金が借りれたらいいな」「ゆうちょ銀行ローンの種類が知りたいな」この記事では、ゆうちょ銀行ローンを解説し、メリット・デメリットをまとめています。審査なしで借りられるゆうちょ銀行ローン、自動貸付の申込方法も紹介します。ゆうちょ銀行でお金を借りる方法を知りたい人の参考になると幸いです。

ゆうちょ銀行ローン|メリットと申込方法
出典 : 写真ACより

ゆうちょ銀行ローンの種類と内容

郵政民営化に伴い「株式会社ゆうちょ銀行」として、2007年に日本郵政グループのもと誕生しました。総予算残高・口座数・ATM数ともに日本一のとても大きな銀行です。ファミリーマートにあるゆうちょATMは、ゆうちょ銀行にあるATMと同じ手数料で使えます。

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ゆうちょ銀行ローン|メリットと申込方法
出典 : 写真ACより

一定時間無料で使えるのは、いつでも預入や引出しができる安心感があるものです。窓口は全国の郵便局にありますので、とても使い勝手のいい銀行といえます。

住宅ローン

住宅ローンには、固定金利型の「フラット35」と変動金利型の「ソニー銀行の住宅ローン」や「SBI新生銀行の住宅ローン」があります。フラット35は、最長35年の全期間固定金利住宅ローンです。ゆうちょフラット35は2021年に提供がスタートしました。フラット35の取り扱いは、国内の直営店233店舗のうち41店舗となっています。

ゆうちょフラット35は全期間固定金利のため、返済計画が立てやすく金利変動のリスクを避けられます。なかでも「フラット35S」は、長期優良住宅など省エネルギーやバリアフリー性、耐震性などを備えた質の高い住宅を取得する場合、5~10年の一定期間の金利が下がるプランです。変動金利型の住宅ローンは、ソニー銀行やSBI新生銀行と提携している住宅ローンです。固定金利よりも低金利で住宅購入資金を借り入れることができます。金利変動に合わせて返済額が変わりますので、変動しても耐えられる借入金額で住宅ローンを組むのがおすすめです。

口座貸越サービス

普段使っている口座やキャッシュカードに追加できる貸越サービスです。クレジットカードの引き落としに残高が足りないときや、引出したい金額より口座残高が少ない場合に上限30万円まで自動で貸出しされます。口座の残高はマイナス表示され、口座に入金しただけでは自動返済はされません。毎月8日の約定返済ですが、臨時返済も可能です。

貯金担保自動貸付け

総合口座で管理している「定額貯金」や「定期貯金」を担保に貸出しされます。残高以上の引出しをした際に貸出しされ、口座に入金された時点で借入分と利息を合わせて返済されます。貸付上限は預入金額の90%で、一冊の総合口座に300万円までとなります。返済期間は2年で、返済できない場合は担保とされていた定期預金や定額預金が解約され、返済に当てられる仕組みになっています。2年を待たずに満期を迎える定期預金は、満期までの期間ですので注意が必要です。

カードローン

ゆうちょ銀行のカードローン、「したく」はスルガ銀行のローン契約を媒体としています。2018年10月31日をもって新規受付は終了しました。すでに契約中の方のみこのまま利用が可能なサービスです。

国債等担保自動貸付け

ゆうちょ銀行の総合口座で管理している「国債」を担保に貸出しされます。郵便局やゆうちょ銀行で購入した国債であることが条件で、貸付金額は所有国債の80%までで、最大1人200万円までです。残高より多く引出した場合に、残高がマイナスで表示されて貸出しされます。普通預金への預入で、借入分と利息を合わせて自動で返済される仕組みです。2019年3月29日をもって新規受付は終了しており、現在利用している方のみの貸付方法です。

ゆうちょ銀行ローンのメリット

日本最大の金融機関であるゆうちょ銀行。国内で最も大きな預金残高を持つゆうちょ銀行は、信頼性のある銀行だといえるでしょう。

ゆうちょ銀行ローン|メリットと申込方法
出典 : ODANより

ここでは、そんなゆうちょ銀行のローン商品を購入するメリットを解説します。

ゆうちょ銀行にて対面で申し込める

全国にあるゆうちょ銀行の窓口で、対面で申し込めます。対面ですので、顔を見ながらの契約になり安心できます。住宅ローンの相談も対面ででき、相談の時間もネット予約や電話予約ができます。待ち時間なく相談できるの時は、ストレスなく便利ですね。窓口の営業時間は平日の9時~16時までとなっており、土日は営業していませんので注意が必要です。

がんにも備える団信プランあり

ソニー銀行と提携している変動金利型の住宅ローンでは、がんや病気に備える団信プランが豊富です。

・がんと診断されたら住宅ローン50%保証の「がん団信50」
・がんと診断されたら住宅ローン100%+100万円保証の「がん団信100%」
・3大疾病での住宅ローンを100%保証の「3大疾病団信」
・がん団信100に入院保証をつけた「生活習慣病団信」
・死亡や所定の高度障害状態、余命6ヶ月判定などの住宅ローン100%保証の「一般団信/ワイド団信」

住宅ローンを組むこととこれからの健康や家族のことを考えると、ラインナップが多く選べることは大きなメリットです。

ゆうちょ銀行ローンのデメリット

ローンを借りる際に重要なのは、メリットだけでなくデメリットにも目を向けること。デメリットを受け入れられるかを確認することが最も重要です。

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出典 :  ODANより

ここでは、申し込み前に確認しておきたいゆうちょ銀行ローンのデメリットを紹介します。

担保なしにローンは組めない

自動貸付のゆうちょ銀行ローンを利用する場合には、担保が必要です。口座残高より多くの金額を貸付するために、「必ず返せる補償として担保を取る」ということです。担保とは、貸付を受けたものが貸付金を返せなくなってしまった時の補償となるものです。「貯金担保自動貸付」は、定期貯金や定額貯金を担保としています。担保なしにはローンは組めないのが現状です。

フラット35は変動金利の住宅ローンよりも金利が高い

住宅ローンのフラット35は、最長35年全期間固定金利です。全期間固定金利ですので、市場金利が下がったとしても適用の金利は変化しません。仮に、市場の金利が今よりも下がってしまった場合には、他の人より多く利息を払わなくてはいけなくなります。変動金利は金利変動のリスクを負っていますので、フラット35よりかなり低い金利となっています。ゆうちょ銀行で提携している、ソニー銀行やSBI新生銀行の変動金利と比べても約1%ほど高くなっています。(2023年2月現在)しかし、最長35年全期間固定金利ということは返済計画を立てやすいという点もあります。金利変動のリスクを避け、確実に返済できる安全策を取りたい方にはフラット35のような固定金利の方がおすすめです。

ゆうちょフラット35の料金と利率

ゆうちょフラット35の料金と利率は下記の通りです。

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出典 : 写真ACより

・ゆうちょフラット35 : 年1.22%(返済期間20年以下)
・ゆうちょフラット35 : 年1.38%(返済期間21〜35年)
・ゆうちょフラット35 融資金額 : 100万円以上8,000万円以内
・融資手数料 : 借入金額×2.2%(税込)
・遅延延滞金 : 14.5%

ゆうちょ銀行ローン(自動貸付)の申込方法

1.必要な書類を準備する
2.窓口で申し込む
3.審査

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出典 : ODANより

担保があれば審査は必要なく、即日融資が可能です。必要書類は「運転免許証などの本人確認書類」「印鑑」「通帳」「担保が証明できるもの(定期預金通帳など)」です。営業時間は平日9時から16時で、土日はゆうちょ銀行窓口は休日。借りるときも返済するときも、ゆうちょ銀行の貯金窓口かゆうちょATMからできて簡単ですね。

ゆうちょ銀行ローン(自動貸付)の審査

ゆうちょ銀行の自動貸付は、定期貯金、定額貯金、国債を担保とするため審査がありません。

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出典 : ODANより

担保さえ持っていれば、即日貸付もできる便利なローンです。

ゆうちょ銀行の会社情報

株式会社ゆうちょ銀行は、東京都千代田区が本社所在地です。基本金35,000億円、従業員12,169人(2022年3月現在)ととても大きな会社であることがわかります。全国の郵便局の窓口も23,000箇所を超えていて、総予算残高、口座数、ATM数全て日本一です。

ゆうちょ銀行ローン|メリットと申込方法
出典 : ODANより

自動貸付に関する問い合わせは、よくある質問であればゆうちょ銀行公式HPのAIチャットで確認することができます。それ以外の内容の場合は、近くの郵便局の窓口で相談できます。自動貸付とフラット35の借入前の相談ができる電話での問い合わせ先はなかったので、窓口で一度相談しましょう。融資を利用中の場合は、0120-0860-35 / 048-615-0420で対応してもらえます。

まとめ

ゆうちょ銀行は2007年に誕生した、日本郵政グループが運営する日本最大級の銀行です。ゆうちょ銀行ローンのメリットは、対面で申し込みや相談ができることです。住宅ローンはソニー銀行と提携していて、豊富な団信のラインナップでがんなどの病気にも備えられます。デメリットは、自動貸付の場合には担保が必要となることです。また、フラット35は変動金利と比べると金利が高くなってしまいがちですが、変動金利へのリスク許容度を考えて、フラット35にするか変動金利型にするか選ぶといいでしょう。身近にある郵便局から気軽にお金を借りることができるのは、とても大きなメリットです。ネット銀行と違い、窓口で直接やりとりできるのも大きな安心感となります。直接相手を見ながら不安材料を取り除いていけるのは、信頼関係を築くこともできます。ぜひ、ゆうちょ銀行の自動貸付や住宅ローンを検討されてみてはいかがでしょう。

*ローンの申し込みには常にリスクが伴います。申し込みの際は利用規約を確認し自己責任で手続きを行うようにしてください。

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