日本の高級車5選

「高級車」と聞くと値段が高い車だと思いますよね?確かにその認識は正しいのですが、高級車には歴史や品格、性能や品質その全てが揃っていることが大切です。国内高級車メーカーといえばトヨタが思い浮かびますが、トヨタ以外にも多くのメーカーが高級車を製造しています。

今回は、気になる日本の高級車を5つ見ていきましょう。1989年に誕生したレクサスからGT-Rまで。価格や性能、特徴でそれぞれ比較していきます。憧れの高級車の意外な事実がわかるかもしれません。ぜひ最後までお楽しみください。

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1.日産GT-RNISMO

2022年モデルの日産GT-RNISMOは、GT-Rの頂点に君臨する車です。そもそも「NISMO」という愛称は社名の「Nissan Motorsports International CO.LTD.」の頭文字から取られています。NISMOは日産自動車のワークスチームとしてモータースポーツへの参戦などを行い、レースで培ったノウハウを市販車用のパーツに活かしているのが特徴です。それらのパーツで日産車をチューンアップしたものが「NISMO仕様車」と呼ばれています。

日本の高級車5選
出典 : NISSAN公式サイト

NISMO仕様車は何種類かありますが、その中でも日産GT-RNISMOはドライビングの楽しさとパフォーマンスを極めることを目的に造られた車で、2017年モデルには2014、15のSUPER GT GT500クラスを制したノウハウがフィードバックされています。そのためか、スマホアプリの「NissanConnect Nismo(オプション)」と連携することで、ラップタイムやデーター解析することも可能です。

そんな日産GT-RNISMOの価格は2420万円から。かなり高めですが、2021年に先行公開され、正式公開される8月前の7月末時点で予定販売台数より300台を超えるオーダーがありました。さらに大半の人が44万円高くなる特別仕様車「Special edition」の注文をしたといいます。確かにNACAダクトが付きクリア塗装を施した専用カーボン製エンジンフードとレッドリム加飾を施した専用の20インチのレイズ製アルミ鍛造ホイールがつくので当然かもしれませんね。

2.ホンダNSX

世界中にファンを持つホンダNSX。新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)から車名が付けられました。現行モデルは税抜き2,200万円~と日本で販売されているホンダ車の中でも最高価格になっています。それもそのはず、ホンダが生産する最高峰のスポーツカーであり、3.5Lのエンジンに加え、ハイブリッドシステムも搭載。モーターによるアシストも加わることで、より高度なパフォーマンスを実現しました。

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出典 : HONDA公式サイト

そもそもホンダNSXは初代モデルから市販自動車としては他にない、世界初の「オールアルミモノコック・ボディー」を採用したモデルとして知られています。エンジンのこだわりはもちろん、車両の生産を全て手作業で行っていたため、日本トップクラスのスポーツカーとしてその名を馳せることに。最近では電子制御による「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載し、どんな時でもスムーズなコーナリングへドライバーをサポートしてくれるようになりました。

NSXのインテリアには、骨格を思わせるようなガーニッシュデザインを採用。強固なコックピットイメージと軽さを思わせる特徴的なデザインとなっています。見た目だけでなく、強度も高められており、アルミ押し出し材のビームを配置することで軽量化とデザイン性の高さを両立しているのも特徴です。さらにカスタムオーダーによってステアリングガーニッシュやメーターバイザーをカーボン製にしたり、ルーフの内張りがアルカンターラ製になったりと自分好みな特別仕様に変更できます。

3.トヨタセンチュリー

トヨタの最高級モデルとして知られるトヨタセンチュリー。初代が販売されたのは1967年にまでさかのぼります。通常の量産車とは違って、職人の技術による製造方法を採用しており、多大なコストがかかっているのが特徴です。ちなみに初代モデルは伝統的な日本の美をモチーフとしており、外車の模倣ではなく独特なデザインになっています。また、初代センチュリーが当時、佐藤栄作首相の公用車として納入されたのをきっかけに、これまで内閣総理大臣専用車として使用され続けているのも特徴です。

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出典 : トヨタ公式サイト

内閣総理大臣だけでなく、皇室でもセンチュリーが活躍しています。事実、皇室には公務用とそれ以外用で複数台のセンチュリーが用意されているほど。つまり、日本のトップが乗る国産高級車のキングともいえる存在がセンチュリーと言えるでしょう。そんな特徴もあってか、一般人には中々手が出せない価格であるため、購入時に審査をされるといった都市伝説が広まったほどでもあります。

そんなトヨタセンチュリーの価格は2008万円から。通常中々手が出せない価格ではありますが、価格に負けない圧倒的な高級感と快適性を兼ね備えています。高品質な素材を使用しているのはもちろん、熟練の職人の手によって仕上げられており、一般的な量産車とは質が段違いです。さらに重要視されているのが、後部座席の快適性。というのも、センチュリーのオーナーは後部座席で過ごすのが一般的なため、後部座席の快適性を追求されています。

4.レクサスLS500h

静かで快適な乗り心地が高い評価を受けているレクサスLS500h。1989年にアメリカで販売されて以来、レクサスの歴史を築いてきました。そもそも「LS」とは何かというと、「ラグジュアリーセダン」の略で、名前の通り最高級さが特徴となっています。

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出典 : レクサス公式サイト

新型レクサスLSのラインナップは3.5L V型6気筒ツインターボエンジンの「LS500」に加え、3.5L V型6気筒マルチステージハイブリッドシステム搭載の「LS500h」です。どちらもLSの原点である上質な走りをさらにアップデートした形となっています。そのため、あらゆるパーツが細部まで徹底的に造りこまれているのが特徴です。

そんなレクサスLS500hの価格は1251万円〜です。その価格に恥じないスムーズな走りと静粛性を追求されており、スムーズな発進はもちろん上質な走りと乗り心地を体感できます。さらに、燃費性能も良くなっており、ハイブリッド仕様のLS500hではWLTCモードで13.6km/L(2WD)、12.6km/L(AWD)を記録しました。

5.レクサスLX570

レクサスSUVの中でも最上級モデルになるのがLXです。実はトヨタランドクルーザーの姉妹車になり、2015年から日本で販売されるようになりました。力強さとラグジュアリーさを兼ね備えているのが特徴で、高級SUVでありながらオフロード走破性も高くなっています。洗練された見た目と走破性の高い迫力あるボディの魅力があってか、20年以上にわたって40ヵ国以上の国で高い評価を得ているのが特徴です。

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出典 : レスポンス

レクサスLX570は何と言っても全長5mオーバーの大きさが光る高級SUV。そのため、運転に自信のない方は乗りづらいのでは?と感じるかもしれませんが、大きい分アイポイントが高くなるため、視界がよくなり思っているよりも運転のしやすさを感じることができるでしょう。また、名前の通り5.7LのV型8気筒エンジンを搭載しており、最高出力277kW(377PS)/ 5,600rpm、最大トルク534N・m/3,200rpmを発揮します。

そんなレクサスLX570の価格は最低1250万円。もちろんその価格に恥じない見た目、乗り心地、車内の豪華さを兼ね備えているのが魅力です。さらに最新の安全装備を搭載しており、安心性もあるのが嬉しいところ。事実、2015年のJNCAP予防安全性能では最高ランクの「ASV+」を獲得するなど、その安全性は高く評価されています。

まとめ

本記事で紹介した高級車は非常に人気で、ほとんどが予約数を達成し注文を締め切っています。国産車の価格は年々上昇し、500万円ほどの車はもはや珍しくなくなりました。街中で高級車を見つけたら、ぜひ本記事で紹介した豆知識を思い出してみてくださいね。

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