「良好な立地」「専有面積の広さ」「充実した設備」を兼ね揃えた高級マンション。六本木や広尾など、ブランド力のある東京の都市には三井不動産や三菱地所、森ビルなどによる高級マンションが次々と建設されています。
今回は、日本の高級マンションランキング7をまとめました。なんと1位の六本木ヒルズレジデンスの価格は、およそ10億円。一体どんなサービスが受けられるのか気になりますが、そこには10億円という価格にも納得できる、素晴らしい魅力がありました。
1.六本木ヒルズレジデンス（約9億8000万円）
六本木6丁目にある六本木ヒルズレジデンスは、森ビルによる日本で最も高級なマンションの一つ。高さおよそ160mにもなる超高層マンションです。最も高額なB棟の最上階である53Fの価格はおよそ9億8000万円にもなります。六本木ヒルズレジデンスは、超高層マンション（B棟・C棟）、低層マンション（A棟）、サービスアパートメント（D棟）を含む4棟で構成されており、敷地内にはファミリー向けの六本木さくら坂レジデンスや麻布十番駅に面した六本木ヒルズゲートタワーレジデンスもあります。
六本木ヒルズレジデンスの3大ミッションは「安全・安心」「環境と緑」「文化・芸術」。東日本大震災のときには、六本木ヒルズに備えられた自家発電設備による電力供給システムが脚光を浴びるなど、最先端マンションとして高い人気を誇っています。六本木ヒルズレジデンスは芸能関係の仕事をしている人も多く暮らしていますが、外資系企業に勤務する外国人の住人も多いです。
B棟の42階と43階にはスカイラウンジとゲストルームを完備。スパやフィットネス、健康相談室など施設が充実しており、最上級の環境で過ごせます。フロントではバイリンガルスタッフやドアマンが常駐していますので、トラブルが起きた際に慌てる必要もありません。
2.虎ノ門ヒルズレジデンス（約6億3000万円）
東京都港区虎ノ門・愛宕に所在する複合施設である虎ノ門ヒルズの37〜46階に位置する、虎ノ門ヒルズレジデンス。間取りは1LDK/2LDK/3LDKで、最上階の部屋だと約6億3000万円にもなります。最上階の部屋の間取りは専有面積103.73㎡の2LDK。決してマンションとしては広くありませんが、大きさに対して6億円以上の価格がつくということからも、虎ノ門ヒルズレジデンスのブランド力の高さがうかがえるでしょう。
虎ノ門ヒルズレジデンスの高さはおよそ247m。建物は制震構造になっていることから、地震にも強いため、高層階でも安心して暮らせます。周辺には虎ノ門ヒルズ駅、虎ノ門駅、神谷町駅、内幸町駅の4つの駅があり、どの駅へも徒歩10分以内というアクセスの良さ。
虎ノ門ヒルズの最上階を含む47〜52階には、高級ホテル「アンダーズ東京」も入っています。アンダース東京はハイアットが手がける日本初のラグジュアリー ライフスタイルホテル。東京タワーや皇居、東京スカイツリーなど東京のあらゆるランドマークを一望できます。ちなみに虎ノ門ヒルズレジデンスではペットの飼育も可能です。
3.パークコート青山ザ・タワー（約5億7000万円）
南青山2丁目に佇むパークコート青山ザ・タワーは、2018年に三井不動産により建てられた高級分譲マンション。都立青山公園前に建つ地上21階・総戸数163戸の高級レジデンスです。美しい曲線のフォルムが特徴的なパークコート青山ザ・タワーの最上階は約5億7000万円の値がついています。
エントランスホールは宮殿のような雰囲気を感じさせる豪華な造り。建物内にはスカイラウンジ、クラブラウンジ、ガーデンラウンジという3つのラウンジがあり、読書や来客との談笑が楽しめます。最上階26階にはインフィニティプール、ジェットバス・フィットネス・女性専用トリートメントルームが完備されており、QOLを上げるための施設も充実しています。
都心部にありながら緑がとても豊かである点も魅力的。立地も良く、表参道ヒルズ、赤坂サカス、東京ミッドタウンなど、東京を代表する商業施設まで歩いて行くことができます。アクセスの良さと自然を堪能できる環境の両方を享受できる、貴重なマンションだといえるでしょう。ちなみに、建物外周のバルコニーは住宅の床より低く設計されているため、どの部屋にいても広い眺望視界を確保できるんだとか。
4.ガーデンパサージュ広尾（約5億5000万円）
広尾駅のある外苑西通りの西側、広尾を代表する最高級低層レジデンス、ガーデンパサージュ広尾。広尾という高いブランド力と恵まれた住環境や受賞歴もある高いデザイン性が魅力の低層デザイナーズタウンハウスです。広尾の高台の住宅街に建つガーデンパサージュ広尾は間取り4LDKで、地上2階 地下3階という低層ハウス。広尾は江戸時代には武家屋敷が立ち並んでいた歴史から、現在ではフランス大使館、ドイツ大使館など多くの大使館が多く集まっています。
広尾というブランド、六本木駅直通というアクセスの良さ、買い物の利便性の高さ、治安の良さなど住環境の良さが評価され、価格はおよそ5億5000万円に。人気レストランの多い青山骨董通りや恵比寿駅も徒歩圏内ですので、グルメの選択肢も十分です。周辺には日本赤十字医療センターがあったり、有栖川公園があったりと、健康面でも安心できる環境が整っています。
ガーデンパサージュ広尾は、慶應義塾湘南藤沢キャンパスなどの設計を手がけた池田靖史氏によって設計されました。彼はガーデンパサージュ広尾の設計により、2002年の東京建築賞・共同住宅部門・最優秀賞を受賞しています。
5.東京ツインパークス（約5億円）
新橋駅と浜松町駅から浜離宮庭園までの汐留エリアのランドマーク的な存在となる双子ホテルこと、東京ツインパークス。東京ツインパークスは、都営大江戸線汐留駅から徒歩2分の位置にあります。「200年経っても色褪せないデザイン」をコンセプトに建てられた東京ツインパークスの魅力は、その豪華な外観とエントランス、そして日本屈指ともいわれる共用部分。
共用部には有名芸術家の作品が並び、歴史ある西洋の美術館を思わせる雰囲気を醸し出しています。地下の車寄せ、敷地内の豊かな緑や多彩な共用施設など、そのクオリティの高さは、居住者から不動産販売のプロまで広く評価するほど。上質な空間に包まれ、優雅な気分を味わえるでしょう。高層階からは浜離宮やレインボーブリッジなどを一望できます。
東京ツインパークスが建つエリアは、旧汐留貨物駅跡地から浜松町駅にかけて東京ドーム約6個半分の31haという広大な面積を誇る汐留シオサイトという再開発地域。浜離宮庭園の緑、東京湾の水、という緑と水の癒しに囲まれた、地上47階、地下2階建てというレジデンスには1,000戸ほどの部屋がおさめられています。
6.プラウド神山町（約4億7000万円）
最高価格約4億7000万円にもなるプラウド神山町は、緑深い代々木公園より南西の高台に位置する神山町にあります。野村不動産（株）によって分譲された3階建ての低層レジデンスで、ゲートウォールは豪華な自然石で作られました。直線を強調した力強いフォルムをまとった本レジデンスは、窓を大胆に取り入れたデザインとなっており、光と影のコントラストの中で暮らすことができます。
間取りは1LDK〜4LDKまで、2LDKの場合の専有面積は123.77m2です。ファミリー向けのハイクラスマンションで、ターミナル駅や人気のスポットへのアクセスもスムーズ。静寂の空間でのんびりとリラックスした時間を過ごせるような設計で、共用部からはこだわりの景観も楽しめます。
1km圏内には、代々木公園や東京大学教育学部、また戸栗美術館や松涛美術館など有名な美術館が点在。まるで一戸建てのようなゆったりとした造りなので、お子さんのいるご家庭にもおすすめです。1階には赤外線による防犯設備とオートロック、24時間稼動のセキュリティシステムが導入されているなど、セキュリティ面でも安心です。
7.パークマンション檜町公園（1億2900万円）
三井不動産によるラグジュアリーマンションTOP3に入るといわれている、パークマンション檜町公園。元々毛利家の屋敷があった檜町公園や、赤坂氷川神社、日本銀行氷川寮などがある港区六本木4丁目に位置し、一時期は最高価格が55億円として話題となりました。パークマンション檜町公園は販売当時、WEB広告も、雑誌への掲載も一切しませんでしたが、高級マンション購入希望者を対象とした有料サロンで販売を告知したところ、すぐに完売したそうです。
パークマンション檜町公園のデザインはシンプルでありながら大変洗練されており、海外投資家を意識したデザインであることが分かります。また、非常にプライベート性の高いマンションであることもパークマンション檜町公園の特徴で、パーティールームやジムなどの共用施設は用意されていません。
その代わり、コンシェルジュサービスはホテル顔負け。メインエントランスでは、常にコンシェルジュ2名、ドアマン2名、ポーターが1名待機しており、1階にいるとサービスでコーヒーを出してもらえるそうです。
まとめ
日本で最も高級なマンションは、高さおよそ160mの六本木ヒルズレジデンス。その価格はおよそ10億円でした。六本木ヒルズレジデンスは立地・周辺環境・共用施設などから高額な価格がついています。マンション自体の価値も高いですが、六本木という街のブランド性も加味された価格だと考えることもできるでしょう。自分が住むつもりではなくても、高級マンションの価格を知るのは興味が満たされて楽しいですよね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
