JASSO奨学金（貸付型）は国が運営する超低利子の奨学金です。多くの学生が利用しています。
在学中は返済しなくていいため、生活に困窮している家庭でも借り入れやすいのが特徴です。卒業後は所得に応じて月々の返済額が決まるため、無理なく返済できます。この記事では下記の内容を知ることができます。
・JASSO奨学金（貸付型）の特徴
・JASSO奨学金（貸付型）のメリットとデメリット
・JASSO奨学金（貸付型）の料金と金利
・JASSO奨学金（貸付型）の申込基準
・JASSO奨学金（貸付型）の申込方法
・JASSO奨学金（貸付型）の審査
・JASSO奨学金（貸付型）の住所と連絡先
JASSO奨学金（貸付型）の特徴
JASSO奨学金（貸付型）は、大学・短期大学・高等専門学校・専修学校（専門課程）・大学院で学ぶ人を対象とした、国が実施する奨学金です。奨学金を利用するほとんどの人がJASSO奨学金を利用しています。
JASSO奨学金には、2つの種類があります。第一種奨学金と第二種奨学金です。第一種は無利息で借りられる代わりに選考が厳しく枠も少ないもの。第二種は比較的誰でも利用しやすい代わりに利息付になっています。
JASSO奨学金（貸付型）のメリットとデメリット
JASSO奨学金の大きなメリットは、無利子～超低利子なところです。第一種は無利子になりますが、第二種でも0.01%～0.27%と低利子になっています。さらに在学中は返済する必要がなく、利子も発生しません。そのため生活に困窮した家庭でも利用できるメリットがあります。むしろ世帯収入が高すぎると奨学金を借りることはできません。前年の世帯収入が基準以下になっていないと申し込めない条件があります。
残念ながら入学金や前期の授業料支払いには間に合わないのがデメリットです。貸与期間が入学後になるためです。
JASSO奨学金（貸付型）の料金と金利
JASSO奨学金（貸付型）の料金と金利は下記の通り。通常のローンよりも超低金利です。
・申し込み料 - 0円
・融資金額‐月2万～12万円
・貸付利率‐0.01%～0.27%
・返済方式‐口座振替
・返済期間‐所得に応じて異なる
JASSO奨学金（貸付型）の申込基準
JASSO奨学金を申し込むためには、学力や収入面の基準を満たさなければいけません。学力に関して言えば、第一種も第二種も平均以上の成績が必要です。第一種に関して言えば、3.5以上の成績を収めている必要があります。誰でも申し込めるわけではないため注意が必要です。
しかし第一種の場合は厳しいため、申し込み基準を満たしていても審査に通らないケースがあります。第二種であれば申し込み基準を満たしていることで利用できる可能性は高いです。
JASSO奨学金（貸付型）の申込方法
基本的には学校を通じて申し込みます。通常のローンなどとは違い、申込者自身で行う作業は少ないです。詳しくはJASSO公式サイトをご覧ください。
１.高校に必要書類を提出
２.ネット上で必要な手続き
３.高校が申込者から推薦者を選考
４.日本学生支援機構へ推薦
５.審査
６.高校を通して審査結果発表
JASSO奨学金（貸付型）の審査
JASSO奨学金は第一種と第二種で厳しさが変わります。第一種は厳しめですが、第二種は比較的多くの人が利用しています。第一種の場合、平均以上の成績を収めており、条件を満たしていても審査に落ちてしまう可能性が高いです。そのため第一種だけでなく、第二種にも同時に申し込んでおくと良いでしょう。
第二種は比較的審査に通りやすいです。代わりに一定の利息は付きますが、超低利子なのでメリットは大きいと言えます。
JASSO奨学金（貸付型）の住所と連絡先
JASSO奨学金（貸付型）は日本学生支援機構が運営しています。住所は東京都新宿区市谷本村町10-7で、電話番号は03-6743-6015です。
奨学金についてのお問い合わせは0570‐666‐301（ナビダイヤル）になります。
まとめ
JASSO奨学金（貸付型）は超低利子が魅力の奨学金です。国が運営している安心感もあります。ただし在学後からしか使えないのがネックです。入学金などには利用できないため、必要な場合は別のローンを組まなければいけません。
注意 - クレジットカードやローンのお申し込みにはリスクがあります。お申し込みの際は利用規約をご確認の上、お手続きください。
