ビットコインは仮想通貨を代表するコインですが、いつ誕生したのか、誰が生み出したのか、その歴史をご存知ですか?
今回は、意外と知らないビットコインの歴史についてご紹介します。
ビットコインの始まり
ビットコインは、2008年10月31日にサトシ・ナカモトというハンドルネームによる論文が発表されたことで、この世に名前が広まりました。論文の中にはビットコインを運用するためのビットコインプロトコル、それからビットコインコアというリファレンスについて書かれており、それを元にプログラマー達がコードを書いたのがビットコインの始まりです。
ちなみにサトシ・ナカモトの正体は下記の三人ではないかと言われていますが、未だに真相は分かっていません。
- 望月新一教授(京都大学数理解析研究所)
- ニック・サボ教授(米ジョージワシントン大学)
- クレイグ・スティーブン・ライト氏(オーストラリア人投資家)
また、サトシ・ナカモトの正体を明かそうとする人々は世界中におり、2019年4月にはソフトウェア業界のパイオニアであるジョン・マカフィー氏がサトシ・ナカモトなる人物との接触に成功したが、正体を明かすと訴訟を起こされる可能性があるとして話題になりました。
ビットコインの初めての取引
ビットコインを使った初めての取引は、2009年5月22日、ピザ2枚と1万ビットコインを交換した取引が始まりと言われています。フロリダに住むプログラマーがネット上に「ピザ2枚と1万ビットコインを交換したい」と書き込んだところ、その投稿を見た人がピザを2枚投稿者の元に届け、代わりに1万ビットコインを受け取りました。
そのため5月22日はビットコインが初めて価値を持った日として「ビットコイン・ピザ・デイ」と呼ばれ、ビットコインの記念日となっています。
マウントゴックス事件とは?
マウントゴックス事件とは、2014年当時世界最大級だったビットコインの交換所マウントゴックスで、450億以上のビットコインが流出した事件のことです。
この事件によりマウントゴックスの業務は事実上停止、債務が資産を大幅に上回ったため民事再生法の申請をする事態に至りました。実はマウントゴックス事件の犯人は当時のCEOであるのではないかと言われていますが、犯人の特定は未だになされていません。
ビットコインの歴史は始まったばかり
今回はビットコインの歴史について解説しました。ビットコインを開発したとしたサトシ・ナカモトの正体は未だに闇の中に包まれていますが、ビットコインの歴史はまだまだ始まったばかり。歴史はこれから作られていくと言えるでしょう。
注意 : 仮想通貨の購入には常にリスクが伴います。購入や利用の際は自己責任において行うようにしてください。