仮想通貨って何？小学生にも分かるように解説します

近年「仮想通貨」という単語を耳にすることが多くなりましたが、そもそも「仮想通貨」とは何なのでしょうか。

「何だか怪しい」と感じている方も多いかもしれませんが、結果から申し上げると仮想通貨は、近い未来人々の生活を劇的に変える可能性を秘めている新しい時代の通貨だと言えるでしょう。

今回は仮想通貨について小学生にも分かるように簡単に解説していきます。

仮想通貨って何？

仮想通貨は以下のような特徴があります。

• 特定の国家が発行したものではない
• 暗号を用いて安全性を高めている（そのため別名「暗号通貨」と呼ばれる）
• 法律による裏付けがないので信用性にはやや欠ける
• 価値や価格が急激かつ大幅に変わることがある

一般的な法定通貨と仮想通貨を表にして比べてみましょう。

仮想通貨と一般的な通貨の一番大きな違いは、発行元と安定性の有無だと言えます。

仮想通貨のメリット

仮想通貨の代表的なメリットは3つ。

• 個人間で気軽に送金ができる
• 海外で両替の必要がなく使える
• 分散投資ができる

仮想通貨の最大のメリットは、個人間で気軽に送金ができるという点です。特に仮想通貨を海外に送金する場合、法定通貨が銀行などを介して送金する必要があるのに対し、仮想通貨は個人間で直接やりとりができますので送金にかかるコストを削減できます。送金時間も非常に短く、例えばビットコインでしたら数十分で海外に送金することも可能です。

仮想通貨の2つ目のメリットは、海外で両替の必要がなく使える点です。仮想通貨は国家に関係なく共通のレートで使うことができますので、両替の必要もありません。海外で両替のレートを気にする必要がないのもメリットだと言えるでしょう。

仮想通貨の3つ目のメリットは、分散投資ができるという点。世界には2000種類もの仮想通貨があり、日本の取引所で扱っているものも複数ありますので、分散して効率的に投資ができます。1つの仮想通貨に依存せずに投資ができますので、リスクの分散ができるでしょう。

仮想通貨のデメリット

仮想通貨の代表的なデメリットは2つ。

• セキュリティの安全性に欠ける
• 値動きが安定していない

仮想通貨の最大のデメリットは、セキュリティの安全性が確保されていないことです。仮想通貨の取引所はハッカーなどに狙われやすく、個人情報の流出や取引所の仮想通貨が奪われてしまう危険性があります。仮想通貨取引所のセキュリティの脆弱性を狙った犯罪グループなどが存在する可能性がありますので、取引所選びは慎重に行い、複数の仮想通貨に投資するなどリスクを分散するようにしましょう。

仮想通貨の2つ目のデメリットは、値動きが安定していない点です。利益が大きく出ることもあれば、逆に大きく損をすることも。ほとんどの場合、仮想通貨は投資目的で売買されますのでボラティリティ（仮想通貨などの価格変動の度合い）も大きくなります。

仮想通貨は将来性はあるが課題もあり

今回は仮想通貨について噛み砕いて解説していきました。仮想通貨については金融庁もその特徴や安全性についてまとめていますので、気になる方はこちらをお読みください。「金融庁　暗号通貨（仮想通貨）の利用者のみなさまへ」

仮想通貨は人々の生活を大きく変える可能性を秘めている通貨ですが、現状ではまだまだ課題が多いです。投資対象として検討する場合も、メリットとデメリットを考慮するようにしましょう。

注意 : 仮想通貨への利用・投資には常にリスクが伴います。利用や投資は自己責任において行っていただきますよう、お願いいたします。