知っておきたい年金の基礎知識

退職後には年金で生活をしていくことになります。しかし、最近では年金がもらえるか不安な人が多いのではないでしょうか?

実際に日本は高齢化が進んでいることにより、年金の普及額が減るなど厳しい状況が続いています。そのため、年金の仕組みをよく理解しつつ、将来のために早い段階から備えることが大切です。

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この記事では、年金についてわかりやすく解説します。

公的年金の仕組み

日本の公的年金は2階建てになっています。1つは日本に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての人が加入する「国民年金(基礎年金)」と、もう1つは会社などに勤務している人が加入する「厚生年金」というようになっています。

自営業や学生、無職、専業主婦などは国民年金のみ支払いうこととなります。

国民年金とは

国民年金とは日本に住んでいる20歳から60歳未満のすべての人が加入するものです、月々16,900円の支払いの義務があり、この金額は一定です。しかし、支払額は年々増加傾向にあります。

国民年金(基礎年金)の支給開始年齢は65歳で、納付した期間に応じて給付額が決定します。

20歳から60歳の40年間すべて保険料を納付した場合、月額約6.5万円の満額を受給することができます。しかし、学生期間や失業期間などに支払いを免除してもらっていた場合は、受給額も減ります。

これはで国民年金をもらうには25年間の納付期間が必須でしたが、制度変更により、2017年8月以降は10年間の納付期間があれば年金を受け取れるようになりました。

厚生年金とは

厚生年金は、会社などに勤務している人が加入する年金です。保険料は月ごとの給料に対して定率となっており、平成30年度末では18.3%と設定されています。納付する額は個人で異なり、給料が多ければ多いほど支払う金額も多くなります。

また、厚生年金は勤務先が保険料の半額を負担して、実際の納付額は給与明細などに記載されている保険料の倍額となります。

年金の支給開始年齢

従来の支給開始年齢は60歳でしたが、段階的に引き上げられ、平成37年度(女性は平成42年度)には65歳になります。

支給開始年齢は希望をすることで60歳や70歳に変更をすることができます。その場合は、もらえる金額も異なります。

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