ネット犯罪で最近よく耳にするようになった「スキミング」という言葉。具体的にどのような犯罪で、どのように防いだら良いのでしょうか。
今回はスキミングの基礎知識と被害を防ぐためのヒントについてご紹介します。
スキミングって何?
スキミングとは、カードの磁気に書き込まれているカード情報や個人情報を抜き取り、カードを複製されてしまう犯罪です。主にクレジットカードやキャッシュカードにおいて起こる犯罪となっており、国内外で1年に5000件以上の被害が報告されています。
スキミングによる被害の事例
スキミングの事例には下記のようなものがあります。
- 1990年代
東南アジアへの日本人旅行者の間で、帰国後身に覚えのない請求書が届くという被害が相次いだ - 2003年
都内を中心にスキミング被害が多数発生し、被害総額は数億円にも上った。その後警視庁は会社社長の息子を逮捕。 - 2005年
愛知県を中心にスキミング被害が発生。この事件では、ATMに直接スキミングを行うスキマーという機材が取り付けられていた。2006年には犯人が逮捕されている。
(スキミング Wikipediaより)
スキミングの被害については、一般社団法人日本クレジット協会 調査結果にもまとめられていますので、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
スキミングを防ぐにはどうしたら良いの?
スキミング被害を防ぐためには以下の点に気をつけましょう。
- ICカードのクレジットカードを利用する
- 盗難保険のついているクレジットカードを選ぶ
- 複雑な暗証番号を設定する
- カードを使う際は人に見られないように注意する
ICカードとは
ICチップを組み込んだカードのこと。ICカードは従来の磁気ストライプではなく、内蔵されたICチップ内にデータが保持される。ICチップ内に保存されているデータは暗号化されているため、スキミング被害を防ぐことができる。
最近ではICカードのクレジットカードやキャッシュカードも多く出回っていますので、なるべく磁気ストライプではなく、ICカード式のクレジットカードを使うと良いでしょう。
スキミング被害に遭わないよう気をつけよう
今回はスキミングについて解説しました。スキミング被害は、日頃から気をつけておけば防ぐことのできる犯罪です。スキミングの基礎知識をしっかり頭に入れて、犯罪被害を防いでいきましょう。
注意 : クレジットカードの申し込みには常にリスクが伴います。クレジットカードまたはキャッシュカードに申し込む際は、利用規約を良く読んで自己責任において申し込みを行うようにしてください。