20代というと社会人になって、少しずつ貯金をし始める年齢です。そして、結婚や出産など、人生において大きな変化がある年齢でもありますよね。
そんな時に重要なのが、いくら貯金があるかということです。同じ世代の人がどれくらい貯金をしているかも気になります。
この記事では20代の貯金額を紹介します。ぜひこの記事で紹介しているデータを参考に、今後の資産運用について考えてみましょう。

20代独身の年収別貯金額
「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査) 平成30年」によると、20代独身の年収別貯金額は以下のようになっています。
20代独身の場合、ほとんどの人の年収が500万円以下であるため、158万円ほどが平均的な値だと考えることができます。
また、貯金をしていない人は全体の12.5%となっています。
年収 | 平均値 | 中央値 |
300万円未満 | 52万円 | 0円 |
300〜500万円未満 | 158万円 | 75万円 |
500〜750万円未満 | 528万円 | 278万円 |
750~1,000万円未満 | 11,078万円 | 11,078万円 |
1,000〜1,200万円未満 | 1,000万円 | 1,000万円 |
20代夫婦・子持ちの年収別貯金額
「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査) 平成30年」によると、20代夫婦・子持ちの年収別貯金額は以下のようになります。
結婚をしている場合、結婚式や子育てなどいろいろな出費が増えるので、独身者に比べて貯金額が減っているのがわかります。
年収が1,200万円以上あった場合、平均値が350万円と独身者の3分1になります。また、貯金をしていない人は全体の15%となっており、こちらも独身者に比べて高い数値となっています。
年収 | 平均値 | 中央値 |
300万円未満 | 85万円 | 15万円 |
300〜500万円未満 | 283万円 | 111万円 |
500〜750万円未満 | 393万円 | 308万円 |
750〜1,000万円未満 | 51万円 | 51万円 |
1,000〜1,200万円未満 | 350万円 | 350万円 |
1,200万円以上 | 350万円 | 350万円 |
毎月いくらくらい貯金をするべき?
一般的に給料の手取り額の10~15%を貯金するのが良いとされています。
大学卒業の場合、初任給は20万ほどです。そして、手取りは18万円程度となります。この場合、月に約2万ほどを貯金するのが理想的です。そうすると、年間にして20万~25万円ほど貯金ができる計算となります。
毎月自分の出費を計算しつつ、計画的に貯金をすることが大切です。
少しずつ貯金をしよう
20代は将来に向けて貯金をしなければいけない大切な時期です。自分で稼ぎ始めるようになって、自由に使えるお金が増えるため、ついつい使い過ぎてしまうかもしれません。
しかし、自分でしっかりとやりくりをして、賢く貯金をするようにしましょう。